Ukaru.資格試験オンライン講座

運営管理(生産管理・店舗販売管理)

生産管理はQCD・生産形態・EOQ/発注方式・JIT(プル型)・IE手法を、店舗販売管理はまちづくり三法(特に大店立地法=生活環境保持で商業調整なし)とGMROI・JANコード等の計算・情報論点を軸に体系的に押さえよ。

生産管理の出発点は生産形態の分類である。受注生産と見込生産、個別生産・ロット生産・連続生産、多品種少量生産と少品種多量生産の対応関係を押さえる。生産の合理化原則としてECRS(排除・結合・交換・簡素化)、5S、3S(単純化・標準化・専門化)が頻出である。また生産管理の第一義的目標はQCD(品質・原価・納期)であり、JIS Z 8141(生産管理用語)の定義に沿った用語理解が求められる。工場レイアウトでは、機能別(ジョブショップ)レイアウト、製品別(フローショップ)レイアウト、固定式レイアウトの適用場面と、SLP(システマティック・レイアウト・プランニング)におけるP-Q分析、アクティビティ相互関係図表の手順が繰り返し出題されている。

生産計画・統制では、大日程・中日程・小日程計画の階層、MRP(資材所要量計画)の処理手順(基準生産計画→部品展開→正味所要量計算→発注計算)が重要である。日程計画ではジョンソン法(2工程n job)、ディスパッチングルール(SPT・EDD等)、PERTによる日程管理(クリティカルパス=最早開始時刻と最遅開始時刻が等しい経路)が計算問題として頻出。在庫管理では定量発注方式(発注点=調達期間中の需要量+安全在庫、経済的発注量EOQ=√(2×年間需要×1回発注費/年間単位保管費))と定期発注方式(発注量=(調達期間+発注間隔)中の需要量+安全在庫−現在庫−発注残)の使い分け、ABC分析によるA品目への重点管理を押さえる。

JIT(ジャストインタイム)生産方式は「必要な物を、必要な時に、必要な量だけ生産する」考え方であり、かんばん方式は後工程引取り方式(プル型)である点がひっかけの定番である。MRPが計画主導のプッシュ型であるのと対比して問われる。IE(インダストリアル・エンジニアリング)では、方法研究(工程分析・動作分析)と作業測定(時間研究・稼働分析)の体系を区別する。工程分析記号(JIS Z 8206: ○加工・⇒運搬・□数量検査・◇品質検査・▽貯蔵・D滞留)、サーブリッグ分析、ワークサンプリング(瞬間観測による稼働率推定)、標準時間=正味時間×(1+余裕率)(外掛け法)の計算が出題される。設備管理ではTPM、設備総合効率=時間稼働率×性能稼働率×良品率、故障率曲線(バスタブ曲線)の初期故障期・偶発故障期・摩耗故障期を押さえる。

品質管理ではQC七つ道具(パレート図・特性要因図・ヒストグラム・管理図・散布図・チェックシート・層別)と新QC七つ道具の識別、管理図の種類(X̄-R管理図は計量値、p管理図・c管理図は計数値)が基本である。ISO 9001(品質マネジメントシステム)やHACCP(食品衛生法により2021年6月から原則全食品等事業者に義務化)も周辺論点として出題される。生産情報システムではCAD/CAM、FMS、生産座席予約方式、トレーサビリティを整理する。廃棄物等の管理では3R(リデュース・リユース・リサイクル)が問われるが、処理の優先順位(発生抑制→再使用→再生利用→熱回収→適正処分)を定めるのは循環型社会形成推進基本法であり、資源有効利用促進法は事業者に3Rの取組を求める個別法である点(法令帰属のひっかけ)に注意する。

店舗販売管理では、まちづくり三法(都市計画法・中心市街地活性化法・大規模小売店舗立地法)が最頻出である。大店立地法は店舗面積1,000㎡超の店舗を対象に、駐車場・騒音・廃棄物など周辺の生活環境保持の観点から都道府県(政令指定都市)が審査する。旧大店法のような商業調整(需給調整)は行わない点がひっかけとなる。都市計画法では市街化区域・市街化調整区域、用途地域(13種類)、床面積10,000㎡超の大規模集客施設は原則として商業・近隣商業・準工業の3地域にのみ立地可能(2006年改正)という論点を押さえる。

店舗施設と売場づくりでは、ワンウェイコントロール(顧客動線を長くする)、ゴールデンゾーン(有効陳列範囲のうち最も手に取りやすい高さ・おおむね床上85〜125cm程度)、エンド陳列・ジャンブル陳列・フェイシングなどの陳列手法、照明(照度lx・色温度K・演色性Ra)の基礎を理解する。インストアマーチャンダイジングは、スペースマネジメント(棚割・POSデータ活用)とインストアプロモーション(値引き・デモ販売等)に大別され、非計画購買を促す仕組みが問われる。商品予算計画ではGMROI=売買差益(粗利益)÷平均在庫投資(原価)、交差比率=粗利益率×商品回転率、値入率と粗利益率の差異(値下げ・ロス)の計算が定番である。

物流・流通情報システムも毎年出題される。物流ではサプライチェーンマネジメント、一括物流(専用物流センター)、クロスドッキング(在庫を持たず通過型で仕分け出荷)、ユニットロード、3PLを整理する。流通情報システムでは、JANコード(GS1事業者コード+商品アイテムコード+チェックデジット、標準13桁・短縮8桁)、GTIN、集合包装用のITFコード、GS1-128による賞味期限等の付加情報表示、POSシステム(単品管理)、EDI(流通BMS)、電子タグ(RFID)が頻出。インストアマーキングのPLU/NonPLUの区別、二次元コードとの違いも問われる。個人情報保護法(改正で個人情報取扱事業者の件数要件は撤廃済み)や割賦販売法のクレジットカード番号等の適切管理も店舗運営の法務論点として出題実績がある。

この章の問題から3問

かんばん方式は、前工程が生産計画に基づき後工程へ部品を送り込むプッシュ型の生産統制方式である。

正解 ×(誤り)

誤り。かんばん方式は後工程が必要な分だけ前工程に引き取りに行くプル型(後工程引取り方式)である。計画主導で前工程から押し出すプッシュ型はMRPの特徴。JIS Z 8141でもかんばん方式は引張方式として整理される。

大規模小売店舗立地法は、店舗面積1,000㎡超の大規模小売店舗の新設に際し、周辺中小小売業との商業調整(需給調整)を行うことを目的としている。

正解 ×(誤り)

誤り。大店立地法の目的は駐車場・騒音・廃棄物等の周辺の生活環境の保持であり、旧大店法が行っていた商業調整(需給調整)は行わない。対象基準面積は店舗面積1,000㎡超で正しいが、目的のすり替えがひっかけ。

経済的発注量(EOQ)は、年間の発注費用と在庫保管費用の合計が最小になる1回当たりの発注量であり、年間需要量が4倍になるとEOQは2倍になる。

正解 ○(正しい)

正しい。EOQ=√(2×年間需要量D×1回発注費用C÷年間単位在庫保管費用H)。DはEOQの平方根の中にあるため、Dが4倍なら√4=2倍となる。EOQ点では年間発注費用=年間保管費用が成り立つ。

この章の残り12問を解く

登録不要 ・ 採点と解説はその場 ・ 進捗は端末に保存

中小企業診断士(1次)の他の章

本ページの講義ノートと問題は、各試験の出題範囲に基づきAIが作成し、法令・基準に照らして別のAIレンズで敵対的に検証したものです(検証プロセス)。法改正等で誤りが見つかった場合は随時修正します。合格を保証するものではありません。